食物繊維がメタボを防いでくれる理由｜【OMM特集】大塚和成(おおつか かずまさ)の気になるヘルスケアの話

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大塚和成です。本日紹介する気になるヘルスケアの話は『食物繊維がメタボを防いでくれる理由』です。

食物繊維がメタボを防いでくれる理由｜【OMM特集】大塚和成(おおつか かずまさ)の気になるヘルスケアの話

食物繊維の摂取は、結腸内の「善玉」細菌の増殖を促すことによって、肥満やメタボリック症候群、そして腸内環境の悪化などを防いでくれるかもしれない、という米国ジョージア州立大学からの研究報告。

研究チームは、醗酵性の食物繊維イヌリンが、マウスの腸の健康をリストアし、腸内細菌叢を健全化することによって高脂肪食がおこすメタボリック症候群に抵抗する力をもたらすことを発見した。これは腸上皮細胞の増殖促進と、インターロイキン-22（IL-22）の発現上昇によって、腸内細菌による腸上皮細胞の浸潤が防がれるためであるという。

さらに、イヌリン添加食によって、高脂肪食が誘発する体重増加と肥満の抑制、脂肪細胞サイズの減少、血中コレステロールの低下、異常血糖の予防が観察された。

ただし、イヌリン添加は、通常食で飼育したマウスの腸内細菌叢には影響をおよぼさなかった。高脂肪食を摂ったマウスと通常食のマウスの腸内細菌には明らかな差が残ったという。

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