飲み過ぎの隠れた健康コスト|【OMM特集】大塚和成(おおつか かずまさ)の気になるヘルスケアの話

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大塚和成です。本日紹介する気になるヘルスケアの話は『飲み過ぎの隠れた健康コスト』です。

飲み過ぎの隠れた健康コスト|【OMM特集】大塚和成(おおつか かずまさ)の気になるヘルスケアの話

ガイドラインを超えた過剰な飲酒を定期的に続けることは寿命を縮める可能性が高い、という英国ケンブリッジ大学などからの研究報告。脳卒中、致死性動脈瘤、心不全、および死亡リスクとの関連が示されたという。

この発見は、「ほどほどの飲酒は心血管系の健康に有益である」という一般に信じられている信条に挑戦するものであるという。

研究チームは、世界19か国からおよそ60万人の飲酒者の飲酒習慣と健康を比較検討したものである。解析に当たっては、年齢、喫煙、糖尿病、学歴、職業などが調整された。

解析の結果、飲酒の安全な上限量は、週あたり5ドリンク(エタノールにして100g、12.5単位、ビールにして5パイント=2.4L)であることが明らかになったという。

それ以上の習慣的な飲酒は、寿命の短縮に関連付けられた。例えば、週あたり10ドリンク以上の習慣的な飲酒は、寿命の1-2年の短縮に関連し、週あたり18ドリンク以上の習慣的な飲酒は、寿命の4-5年の短縮に関連した。

本研究は、英国で最近改定された推奨量(週14単位未満)にもかなうものであるという。

研究チームはまた、飲酒と異なる種類の心血管疾患との関連を調べたが、飲酒は、脳卒中、心不全、致死性動脈瘤、致死性高血圧性疾患の高いリスクと関連付けられたという。これ以下なら大丈夫という明確は閾値は存在せず、有益な効果もみられなかった。

とはいえ朗報がまったくないわけではないようだ。飲酒は、非致死性の心筋梗塞のリスクのわずかな低下と関連がみられたという。

本研究ではバイアスを除くために、現在の飲酒者だけを対象にしている。従来の研究では、非飲酒者には健康上の理由で飲まない者が含まれているために、少量飲酒のほうが健康的であるという結果が多数報告されていた。

けれども本研究の飲酒量は自己申告であり、観察的なデータであるため、因果関係についての堅牢な結論は導けない、と研究チームは警告している。また生涯にわたる飲酒量を継続的に調査しているわけではなく、健康問題から飲酒量を減らした場合が考慮されていないという。

「鍵となるメッセージは、もしあなたが既に飲酒しているのであれば、量を減らすことは寿命を延ばし心血管系疾患のリスクを下げる助けになるだろう、ということだ」と筆頭研究者のアンジェラ・ウッド博士は語っている。


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