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大塚和成です。本日紹介する気になるヘルスケアの話は『首身近なものに乳がんリスク低下の可能性 米研究』です。

 

身近なものに乳がんリスク低下の可能性 米研究|【OMM特集】大塚和成(おおつか かずまさ)の気になるヘルスケアの話


「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家のさくらももこさん(享年53歳)が先月15日に乳がんで死去したニュースが、女性たちの乳がんに対する予防意識を再び強めている。昨年はフリーアナウンサーの小林麻央さん(享年34歳)が同じく乳がんで亡くなったことで、女性たちの乳がん検診を受診する動きが活発化。誰もが知る有名人が乳がんで亡くなるニュースは、無関心層の女性たちに「ガンの自分ごと化」をさせるきっかけになっている。

がんの統計’17(がん研究振興財団)によると、日本における乳がん死亡数は14,015人(2016年)。乳がん罹患率は30歳代から増加をはじめ40歳代後半から50歳代前半でピークを迎える。日本人を対象とした研究結果では、がん予防には禁煙、節度ある飲酒、バランスの良い食事、身体活動、適正な体形、感染予防が効果的といわれており、乳がんにおいては飲酒を控え、閉経後の肥満を避けるために体重を管理し、身体活動度を高めることがよいと考えられている。ここにさらに予防策として、「果物と野菜を毎日たくさん食べる」が加えられるようになるかもしれない。

米国ハーバード大学の研究で、果物と野菜を毎日たくさん食べる女性は、少ない女性と比べて乳がんリスクが低下する可能性が示唆された。この研究結果をそのまま日本人に当てはめることはできないにしても、「果物と野菜を毎日たくさん食べる」という健康行動は栄養バランスやカロリーの調整、暴食予防、美容面などあらゆる場面で良い効果をもたらすので、女性たちに「果物と野菜の摂取」をすすめる意義はやはり大きい。乳がんの予防策とされている運動や飲酒を控えるのが苦手な女性でも、「果物と野菜をたくさん食べる」なら続くのでは?

果物や野菜の摂取量が多いと乳がんリスクは低下するかも

果物と野菜を毎日たくさん食べる女性は、少ない女性に比べて、より低い乳がんリスク、特に悪性腫瘍リスク、をもつようだ、という米国ハーバード大学からの研究報告。

研究チームは、1980年に始まった看護師健康研究参加女性88,301名、1991年に始まった看護師健康研究IIの参加女性93,844名の4年ごとの食事摂取頻度調査の結果を分析した。がんの発症リスクに影響を与える年齢、体重、喫煙状態、がんの家族歴は隔年で調べられた。

データ解析の結果、毎日5.5サービングの果物と野菜を摂取する女性は、2.5サービング未満しか摂取しない女性に比べて、乳がんの発症リスクが11%低いことが明らかになった(1サービングは、生の葉物野菜1カップ、生または調理済み野菜2分の1カップ、あるいはカットしたまたは調理済み果物2分の1カップに相当)。

果物と野菜の摂取の効果が、乳がんの種類によって異なるかどうかを検証したところ、果物と野菜の摂取は、ER陰性、HER2過剰発現、基底様腫瘍を含む悪性の乳がんのリスクを特に低下することが明らかになった。

研究チームの先行研究では、食物繊維の多い摂取と低い乳がんリスクの関連が示唆されていたが、今回の果物と野菜の摂取の利益はそれらの食物繊維含量とは独立のものだった。つまり食物繊維以外のもの、たとえば抗酸化物質や別の微量栄養素が重要である可能性が示唆されているということである。

「果物と野菜の豊富な食事は他にも多くの健康効果があるけれども、我々の結果は、女性にとって更なる利益をもたらすものだ」と主任研究者のヘザー・エリアセン准教授は語っている。

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